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植物育種学研究室に松島が着任しました。
4月1日付で、生命環境科学研究科の植物育種学研究室に着任いたしました松島 良と申します。前職では岡山大学資源植物科学研究所に21年間在籍し、主にイネやオオムギを対象とした澱粉の合成メカニズムや、粒子の形態形成に関する遺伝学的研究に従事してまいりました。京都府立大学という伝統ある地で、これまでの経験を活かしながら、本学の教育・研究の発展に貢献できるよう尽力する所存です。分野の垣根を越えて、皆様と新たな連携ができることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
【3/10(火)15:00】 半田 裕一 教授 最終講義のご案内
日時:2026年3月10日(火) 15:00〜16:30
会場:京都府立大学 下鴨キャンパス
稲盛記念会館 104講義室
(本講義のオンライン配信はありません)
【講義タイトル】
「43年間の研究生活を振り返って」
【講義内容】
これまでの研究生活を振り返って、京都府大での仕事はもちろん、
皆様のご来聴を心よりお待ちしております。
【問合せ先】植物育種学研究室 大坪 憲弘(准教授) nohtsubo@kpu.ac.jp
コムギの倍数性進化に関わるNuclolar Dominannceの制御機構や成立時期に関する新知見に関する論文がTheoretical and Applied Geneticsに掲載されました
コムギは2回の倍数化を経た異質6倍体です。このような倍数種が成立し、安定化するためには異種ゲノム間の調和が必要であり、Nucleolar Dominanceとは遺伝的雑種において、両親から受け継いだNORのうち、どちらか一方の親由来のNORが選択的に発現する現象です。私たちのグループでは、この現象をコムギの倍数化に伴うゲノム調節機構の1つと捉え、コムギの倍数化における遺伝的・ゲノム的変化を理解していこうとしています。
この論文では、コムギにおけるNucleolar Dominance は倍数化後わずか数世代で成立していること、また、Nucleolar Dominance はNOR自身とそれに隣接する染色体領域の相互作用によって制御されている可能性が高いことを明らかとにしています。
この論文は、2025年春に修士課程を終えた日向くんと現4回性の中野くんにより解析された結果を取りまとめたものです。
論文情報:
さまざまなコムギ品種が持つ遺伝子やその発現に関する多様性を解明した論文が、世界的な学術誌Nature Communicationsに掲載されました
私たちの研究グループは、世界10か国の研究機関と「国際コムギ10+ ゲノムプロジェクト」を結成して、2020年に日本のコムギ品種農林61号を含む世界のコムギ15品種のゲノム解読に成功しました。
今回、その成果をさらに進めて、多様な組織や成長段階における汎トランスクリプトーム解析を行い、コムギにおける遺伝子発現の包括的なカタログ科を行いました。この中で、日本品種農林61号には、他の外国品種にはみられない特徴的なゲノム領域があり、そこには病害抵抗性遺伝子をはじめ農林61号特異的な遺伝子が存在していることを明らかにしました。これらの遺伝子発現データセットは、日本はもとより世界のコムギ育種に貢献する重要な基盤情報となると期待されます
本研究は、京都府立大学のほか、横浜市立大学、スイス・チューリヒ大学、京都大学、新潟大学による共同研究で行われ、その成果は2025年10月6日にNature Communications誌に掲載されました。
第42回日本植物バイオテクノロジー学会でM1の塗木彩花さんが学生優秀発表賞を受賞しました
2025.09.25
2025年9月5日〜7日に神戸大学六甲第2キャンパス(神戸市灘区)で開催された第42回日本植物バイオテクノロジー学会(神戸)大会において、植物育種学研究室・大学院博士前期過程1年の塗木彩花さんが学生優秀発表賞を受賞しました。
神戸大会では、ポスター発表106題のエントリーがあり、研究への取組み、プレゼンテーション、質疑応答の3項目を重点項目として、1演題につき計4名の理事・監事・代議員・各種委員会委員が審査しました。その結果、12題の発表が特に優れていると認められ、学生優秀発表賞が授与されました。
1 受賞者
塗木 彩花(ぬるき あやか)
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程1回生
2 受賞内容
学生優秀発表賞
3 研究課題
「虫こぶ研究モデル樹木としてのヌルデ(Rhus chinensis)形質転換系の構築」
4 受賞年月日
令和7年(2025)年9月7日(日)
(参考)大会HP:https://forum.nacos.com/jspb/42/
学会HP:https://www.jspb.jp/
学生優秀発表賞:https://www.jspb.jp/wp-content/uploads/2025/09/jspb2025_9-1.pdf(学会報8ページに掲載)
本成果は学会ホームページにも別途掲載される予定ですが、時期は未定です。
