ニュース
日本植物バイオテクノロジー学会、日本育種学会に参加しました

☆ 発表演題は以下のとおり。
◆第40回日本植物バイオテクノロジー学会(千葉)大会
◯ 表皮細胞形態の制御による花弁質感を改変したユーストマ(Eustoma grandiflorum)の作出(石田)
◯ 虫こぶ形成植物ヌルデ(Rhus chinensis)の組織培養条件および形質転換系の確立に向けて(塗木)
◯ 高濃度硫酸銅添加による Eustoma grandiflorum の形質転換系の効率化と液体培養実生を用いた簡便な形質転換手法の開発(大坪)
◆日本育種学会第144回講演会
◯ 日本コムギ系統が持つコムギいもち病抵抗性遺伝子の探索(曽田)
オープンキャンパスは大盛況でした!

今年度のオープンキャンパスは4年ぶりに入場制限等のない通常開催となりました。幸い好天にも恵まれ、1号館2回の農学生命科学科の展示室も朝から来場者で大賑わいでした。たくさんの方々にご参加いただき、感謝しております。ありがとうございました。高校生の皆さん、また府大のキャンパスでお目にかかれる日を楽しみにしています!
「植物園に行こう!」のページを仮オープンしました

2024年1月に開園100周年を迎える京都府立植物園を応援するページを作成しましたので、ぜひお立ち寄りください。ページはまだ構築途上ですが、これから少しずつコンテンツを充実させていきますので、ご期待ください!
葵祭の行列が4年ぶりに行われました

京都三大祭りの1つ、葵祭の行列が4年ぶりに行われました。雨で1日延期となっていましたが、16日は好天に恵まれ29℃の猛暑の中での行進となりました(おつかれさまでした)。ちょうどラボセミナーの終了時刻に北大路を通過したので、皆で見学してきました。
イネBSR1遺伝子の過剰発現がサトウキビ、トレニア、トマトに耐病性を付与することを明らかにし、International Journal of Molecular Sciences誌に発表しました。

Sporisorium scitamineumによる黒穂病は、サトウキビの最も深刻な病害の一つです。また、Rhizoctonia solaniは、イネ、トマト、ジャガイモ、テンサイ、タバコ、トレニアなどさまざまな作物に甚大な被害をもたらします。しかし、これらの病原菌に対する有効な耐病性遺伝子はこれらの植物種では同定されていませんでした。本研究では、イネの受容体様キナーゼ遺伝子BROAD-SPECTRUM RESISTANCE 1(BSR1)を導入し過剰発現させたサトウキビ、トマトおよびトレニアがこれらの病原菌に対して抵抗性を示すことを明らかにしました。BSR1遺伝子の導入が多くの作物に広範な病害抵抗性を付与するための簡便で効果的なツールとなるものと期待されます。
本研究は、農研機構・森 昌樹 博士らとの共同研究によるものです。論文は2023年2月11日に科学雑誌International Journal of Molecular Sciencesに掲載されました。