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2024 / 06 / 25 15:19
ハイスループット・ジェノタイピングデータを用いた日本のコムギコアコレクション(JWC)の解析から、日本産コムギの遺伝的多様性を明らかにした論文を、日本育種学会の学術誌Breeding Scienceに
この論文では、最新のゲノム配列を用いたハイスループット・ジェノタイピングデータにより、日本のコムギの各品種グループの遺伝的多様性について、より詳細な情報を提供しています。また、農業形質のアソシエーション解析により、日本のコムギ育種において遺伝子や対立遺伝子がどのように選択されてきたか、またそれらが世界の他の地域とどのように異なるかが明らかになりました。本研究は、優れた遺伝子や対立遺伝子を持つ遺伝資源がまだ十分に利用されておらず、コムギ育種に利用可能であることを示してます。
この研究は、農研機構の作物研究部門との共同研究によって行われたものであり、成果の一部は学生の森田くん(現M2)の卒業研究によるものです。
論文は2024年6月25日にBreeding Science誌で早期公開されました。